先日パートナーさんとのデュオデイキャンプ(2人日帰りキャンプ)でスノーピークの「グローストーブ」をワラビーテント内で使ってみました。小型のテント内であれば、火力を弱めて使うほどテント内は暖かくなりました。グローストーブの使用感をレビューします。
目次
この記事では、
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等の疑問にお答えしています。
トヨトミのレインボーストーブやアラジンのポータブルガスストーブも持っている私が、なぜ3台目のストーブとしてスノーピークの「グローストーブ」を選んだのか?
実際に使ってみた感想も交えてまとめてみました。
グローストーブの購入をお考えの方や、キャンプで使うストーブにお悩みの方は参考にしてみてください。
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私がグローストーブを選んだ3つの理由
1. 360度熱を放射する
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グローストーブ最大の特徴が、円筒型の熱源による水平方向への熱の放射能力があることです。
トヨトミのレインボーストーブやアラジンのポータブルガスストーブは、ストーブ上部にある鉄板を温めることで、暖かい空気が上へと放出されます。
テント等閉め切った場所では空間全体を暖めてくれますが、即効性に欠けるのと、テント上部は暖かいけど足元は暖かくないという弱点もありました。
グローストーブは燃焼筒周囲にガラスの外筒はありますが、それ以外に熱の拡散を妨げるものがほとんどないため、上部以外にも水平方向にも暖かくなります。
グローストーブなら、テント以外にもタープ下やシェルターでも暖かくなるのではと思ったのが購入した一番の理由です。
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実際、タープ下でもテント内でも冬場に使ってみました。
タープ下でも風がなければグローストーブの暖かさを直接感じることができました。また、小型のテントDODの「ワラビーテント」内でグローストーブをテント中心に置いてみましたが、暖かくなりすぎて途中でグローストーブの火力を弱めるほどでした。
2. 給油口の大きさがトヨトミレインボーストーブと同じ
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グローストーブは、トヨトミレインボーストーブと油タンク部分は同じような構造のため、今まで使っていた灯油タンクやポンプがそのまま使えました。
給油口のサイズが違うと、グローストーブのために専用の給油ポンプや灯油タンクを用意しなければなりませんが、そのような心配は不要でした。
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3. 本体サイズもトヨトミレインボーストーブとほぼ同じ
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グローストーブは、トヨトミレインボーストーブとサイズはほぼ同じなので、車で運搬する際も今まで同様に積み込めました。
グローストーブのサイズは、横幅・奥行きともに388mm、高さ474mmで、重量は約5.9kgです。
一方トヨトミのレインボーストーブは、横幅・奥行きともに388mm、高さ480mmで、重量は6.2kgです。
サイズ、重量はほとんど同じですが、レインボーストーブは暑いガラス板があることで、水平方向への暖かさの広がりが少なく、重量も重くなっています。
また、レインボーストーブ上部には傘がありますが、グローストーブの上部にはありません。
この傘が収納の際に結構スペースを取るため、すっきりとしたデザインのグローストーブの方が収納性も高いといえます。
スペックだけではわからない暖かさの違い
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グローストーブもトヨトミレインボーストーブも、ともに暖房出力は約2.5kWと同様です。
しかし、構造の違いから、やはりグローストーブの方が暖かさを直接感じることができました。
特に小さなソロキャンプ用のテントであれば、かなり快適に過ごすことができました。
写真のようにテントの出入り口を開けていてもテント内は暖かかったです。
グローストーブを使うときの注意点3つ
1. テント内での使用は基本的には禁止
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グローストーブの説明書にも記載がありますが、グローストーブを使う場所は、スノーピーク製のシェルター内以外は使用が禁止されています。
閉め切ったテント内では一酸化炭素中毒や火災の原因になります。
最近ではストーブ近くに可燃物やガス缶を置いていたことでの爆発や火災が問題になっています。
「一酸化炭素モニターを使っているから大丈夫」と思わずに、適切な場所や換気を十分に行なって使うようにする必要があります。
2. 天板に大きなものを載せない
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私はトヨトミのレインボーストーブの天板にスノーピークのクラシックケトル 1.8を置いてお湯を沸かしたこともあります。
ヤカンや鍋をストーブの天板に乗せることは問題ないですが、天板はあまり大きくないので、大きな鍋等を置くと不安定で最悪倒れてしまう場合があります。
特にテント内では天板にものを置いている場合は最新の注意を払って使用する必要があります。
ちなみに、ストーブの上にケトルを置くと、テント内の乾燥も抑えてくれるのでおすすめです。
写真はスノーピークのクラシックケトルを使っています。
長めの取ってがついているので、そのまま焚き火に入れてもグローブ等で取り出しやすく、焚き火ハンガー等にも引っ掛けやすいのでおすすめのケトルです。
3. ストーブを購入して灯油を入れただけでは使えない
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マッチを使う方法もありますが、基本的にはグローストーブを使用する場合は、「単二乾電池4個」が必要になります。
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+-を間違えずに取り付けてから使います。
私はAmazonの安い電池を使っています。
ワンシーズン使って来ましたが、問題なくシーズンを終えることができました。
グローストーブの特徴をまとめると以下のとおりです。
ポイント
- 温かさの感じ方はレインボーストーブより良い
- ソロ用テントに入れればテント全体を温められる
- 給油口のサイズはレインボーストーブと同様
- マッチ入れずの簡単で安全な着火が可能
注意ポイント
- 天板で本格的な調理はできない
- 使用する際は単二乾電池が4個必要
- 価格はレインボーストーブより高い
グローストーブのスペックはこちら
- 商品名 グローストーブ
- 型番 KH-100BK
- 種類 自然通気形開放式石油ストーブ
しん式、自然体流形 - 点火方式 電池点火(単二乾電池4個)
- 使用燃料 灯油(JIS1号)
- 燃料消費量 2.54kW
- 油タンク容量 4.9L
- 燃焼継続時間 約20時間
- サイズ 幅388mm、奥行き388mm、高さ474mm
- 重量 約5.9kg
- 安全装置 対震自動消化装置(しん降下式)
ソロ・デュオキャンプで使うならベストの選択
ストーブを買う際に気になるのがその「暖かさ」かと思います。
私が使っているDODのワラビーテントのようなソロキャンプ用で使うのであれば、グローストーブはおすすめのストーブです。
トヨトミレインボーストーブやアラジンのポータブルガスストーブより高価ですが、その価値は十分にあると個人的には思いました。
冬場キャンプを「寒いから」という理由で控えていた方には、おすすめの灯油ストーブです。
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