多くの組み合わせができるスノーピークの「エントリーIGT」は、値段もお手頃なのでキャンプ初心者にも大人気のアウトドアテーブルです。私もデイキャンプ時は常に使っています。テーブルにバーナーや収納ボックスをそのままつけられたり、テーブルを拡張したりと、機能を追加することができるので長く愛用することができる便利テーブルです。
この記事では、
折り畳める機能性のあるテーブルが欲しい
スノーピークチェアとの組み合わせでおすすめは?
等の疑問にお答えしています。
エントリーIGTは、その名の通りエントリークラス(初心者)の方にもお求めやすいように、スノーピーク製品の中では価格が抑えられたアウトドアテーブルです。
しかし、値段は抑えられていても機能性は抜群で、上位クラスのアイアングリルテーブルと同等の機能性を持っています。
アイアングリルテーブルの場合、テーブル本体、テーブル天板、テーブル脚をそれぞれ購入する必要がありますが、エントリーIGTならこれ1つでテーブルとして使うことができます。
私はデュオデイキャンプ(パートナーさんとの2人日帰りキャンプ)でエントリーIGTを使っていますが、サイズ的には問題ないのでソロキャンプならさらに快適に使えると思います。
また、私はいくつかスノーピークチェアを持っているので、エントリーIGTとスノーピークチェアとの組み合わせについて、使い心地やおすすめチェアをご紹介します。
ソロキャンプやデュオキャンプにぴったりなサイズ
エントリーIGTのサイズは、幅885mm、奥行き440mm、高さ400mmほどあり、重量は天板も含めて約6.5kgほどあります。
重量はそれなりにありますが、その分設置した時の安定感があります。
テーブルにものを置くと大体これくらいのサイズ感です。
写真では、バーナーを2つ、フライパンを1つ、お皿を2枚とメスティンを乗せています。
また、iPadやポータブル電源を置いたのが上の写真です。
ポータブル電源をテーブルの上に置いても、まだまだスペースを確保できるほどのサイズでした。
3ユニットのフレームには天板以外にも取り付け可能
エントリーIGTのフレームは、3ユニット分のサイズになっています。
1ユニットのサイズは、上の写真の天板サイズになります。
上の写真は1ユニットの半分の大きさなので、ハーフユニット(0.5ユニット)になります。
エントリーIGTには天板がセットになっており、1ユニットの天板が2枚、ハーフユニットの天板が2枚付いているので、合計3ユニット分となっています。
このユニットのサイズに合わせたオプションパーツが豊富に発売されており、「フラットバーナー」もちょうど1ユニット分のサイズになっています。フラットバーナーであれば、そのままエントリーIGT1ユニット分として装着することができます。
また、私の持っている「ウォータープルーフユニットギアバッグ」も、エントリーIGTのフレームに装着することができます。
上の写真が実際にウォータープルーフユニットギアバッグを装着した写真です。
エントリーIGTのフレームにしっかりと固定できるので、収納にもなりますし、ちょっとした小型のシンクとしても使うことができます。
さらに、エントリーIGTのフレームには、テーブルを繋ぐことができます。
これであればソロキャンプ等だけでなく、人を集めてのキャンプで机の広さが足りなくなることがありません。
足を折り畳めば持ち運びも便利
エントリーIGTは、脚の部分をテーブル天板の裏に収納することができます。
収納時のサイズは、幅832mm、奥行き440mm、高さ50mmになります。
ただし、テーブルのフレームは折りたたむことができないので、コンパクトな収納が難しいのが欠点です。
天板はフレームにつけたまま収納もできますが、取り外して収納すれば、テーブルの重さを分散させることができるので、6.5kgの重さのテーブルを一度に持ち運ぶ必要がないのはメリットかと思います。
スノーピークチェアと組み合わせて使う場合のおすすめチェア
エントリーIGTの組み立て時のテーブルの高さは、400mm(40cm)ほどになります。
座面の高さが30~40cmのローチェアと組み合わせれば、食事もとりやすかったです。
私は、スノーピークのTake!チェアロングと一緒に使うことが多いです。Take!チェアロングの座面の高さは約360mmなので、テーブルのものを取るときに若干かがむ必要はありますが、不便に感じたことはありません。
最近になってお座敷スタイルのキャンプをしていますが、座敷スタイルのキャンプでエントリーIGTを使って料理をする際は、若干テーブルが高く感じるので、ローチェアと組み合わせて使うことをおすすめします。
また、Take!チェア(ロングでないバージョン)は、Take!チェアロングと比較して座面高が420mmと高くなるので、長時間テーブルで作業するような場合はエントリーIGTではテーブルが低く感じるかと思います。
Take!チェア以外にも、ラックソットとエントリーIGTを組み合わせて使うこともありました。
ラックソットマルチスターターセットに含まれるベースユニットとクッションを使うと、座面の高さがTake!チェアロングとほぼ同様の370mmほどになるので、エントリーIGTの使い勝手はTake!チェアロングと同様に問題ありませんでした。
私が持っていないスノーピークチェアは、他にはローチェア30やFDチェアがあります。
ローチェア30の座面高は約300mmと低いため、エントリーIGTと組み合わせるとものを取る際に前屈みになる必要がなく、かなり使いやすいかと思います。
一方FDチェアは、座面高は約460mmと高めなので、エントリーIGTではテーブル高が低いと感じると思います。
座面高さで比較するエントリーIGTに合うスノーピークチェアは、
の上から順におすすめです。
ちなみに、FDチェアとなら「ワンアクションテーブル竹(テーブル高660mm)」と組み合わせると、デスクテーブルとチェアのように、長時間イスに座って作業するにも快適な環境を作ることができます。
エントリーIGTの良い所・気になる所まとめ
エントリーIGTは発売してすぐに購入したので、1年以上使い続けています。
そんな私がスノーピークチェアと組み合わせて使っていて、エントリーIGTの良いところと気になるところをまとめます。
- ソロキャンプやデュオキャンプにちょうど良いサイズ
- オプションパーツが豊富なので拡張性が高い
- オプションパーツは上位グレードのアイアングリルテーブルでも使える
- Take!チェアロングとの相性が良い
- 使っていてガタつかない安定性の高さ
- スノーピークギアとしてはお手軽な価格
- 収納のコンパクト性は低め
- フレームと天板をそれぞれ持ち運ぶ必要がある
- テーブルの高さ調節ができない
- Take!チェアとの組み合わせではオフィスワークには向かない
エントリーIGTの良い所として、ソロキャンプやデュオキャンプにぴったりのサイズ感なので使いやすいという点があります。
私はパートナーさんとのデュオデイキャンプが中心なので、サイズはちょうど良いです。
また、オプションパーツが豊富なので、バーナーをセットすればテーブルの上がすっきりして使いやすいかと思います。大きめの五徳で使うクッカーを選ばない「フラットバーナー」や、火力重視の「ギガパワープレートバーナー」等バーナー類も豊富に発売されています。
また、同メーカーというだけあって、Take!チェアロングやラックソットとの組み合わせでも使いやすい高さです。
一方で、フレームも組み立て式とすることで収納性が高いテーブルと比較すると、エントリーIGTの収納性は低いと言わざるを得ません。フレームと天板を別々に持ち運べるので、重さは問題ありません。しかし、フレームと天板をそれぞれ収納しないといけないので収納に場所を取るのも欠点かと思います。
また、上位グレードのアイアングリルテーブルは、テーブルのフレーム・天板・脚がそれぞれ別々に組み合わせることができます。そのため、テーブルの高さを使用するイスに合わせて調節することができるようになっています。一方エントリーIGTでは、脚が備え付けとなっているのでテーブルの高さを調節することができません。
キャンプ初心者の方にも豊富なオプションパーツがある点でおすすめ
多少の気になる点はありますが、上位グレードのテーブルと比較するとリーズナブルなので、初めてスノーピークのテーブルを購入するのにおすすめのテーブルです。上位グレードのアイアングリルテーブルを購入しても、天板パーツはそのまま流用できるので費用を抑えることができるのもメリットです。また、テーブルの長さが足りないと思っても、オプションパーツを組み合わせれば、お好きなサイズまで延長させることができるのもポイントです。
発売当初は全然在庫がありませんでしたが、今は少し落ちつているようです。
ロースタイルキャンプに合うテーブルが欲しかった方には、スノーピークで販売されているテーブルの中でもリーズナブルなエントリーIGTはおすすめのアウトドアテーブルです。
また、テーブル天板に高級「チーク材」を使用した「IGTスリム」の関連記事はこちらです。
Amazonのスノーピーク専用サイトはこちら。
スノーピーク以外のキャンプギアの総合情報サイト「にんじんキャンプブログ」はこちら↓
にんじんキャンプブログはこちら