スノーピークの「IGTスリム」は、天板に高級チーク材を用いたキャンプギアらしから高級な雰囲気を醸し出したローテーブルです。他のIGTシリーズと同様に、IGTスリムも豊富なオプションパーツを装着できることが特徴です。開封後のファーストインプレッションをまとめます。
この記事では、
IGTスリムセット内容が気になる
IGTスリムはなんでそんなに高額なの?
といった疑問にお答えしています。
エントリーIGTや他のスノーピークのローテーブルとの違いは別記事でまとめていきます。
スノーピークのローテーブルエントリーIGTやIGT アイアングリルテーブルが発売されています。それらのローテーブルの中でも、IGTスリムは税込4万円を超える高額なローテーブルです。
理由はテーブル天板に「チーク材」と呼ばれる高級木材が使用されていることによります。
これにより、キャンプギアとして雰囲気の良さに貢献しています。
IGTスリムは他のIGTシリーズと異なるポイントがありましたので、ファーストインプレッションをまとめます。
- 天板に高級木材「チーク材」を使用
- 脚を折り畳んで収納できる
- フレームと天板を収納できる専用の収納袋が付属する
- フレーム構造が他のIGTテーブルと異なる
天板に使用されているチーク材とは?
IGTスリムが高額な最たる理由が、天板の素材にあります。
IGTスリムの天板には、「チーク材」と呼ばれる高級木材が使用されています。
このチーク材は、マホガニーと同様の高級木材で、強靭で耐久性に富み、害虫にも強いことが特徴です。また、乾燥させると木の伸縮性が低いため、高級家具に用いられています。
まさにキャンプにぴったりの特徴ですが、高級であることから、中々キャンプギアには用いられてきませんでした。
そんなキャンプギアに適した最高の素材を使用した天板が6枚セットになっています。
以下は、Wikipediaから引用させていただきました。
チークはマホガニーと並ぶ優良高級材として様々な用途に用いられる銘木である。材質は堅く強靭で耐久性があり、病害虫にも強い。天然の油成分があって、オイルやニスで手入れしなくても耐久性がある。加工も容易で、よく乾燥させた場合は伸縮率が小さく、家具に向く。水にも強いので、甲板・内装などの船舶用材や建築材として広く使用される。高価であるため、薄くスライスして突き板の表面材にも用いられる。天然の古木から切り出されたチーク材は特に耐久性があるが、大変に高価である。継続供給を目指して植林が行われている。輸入元はほとんどがインドネシアとミャンマーである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/チーク#チーク材
専用袋に全てのパーツが収納できる
IGTスリムには、セット内容が全て収納できる収納袋が付属します。
収納袋の取っ手は長めに取られているので、重たいIGTスリムでも肩掛けすれば持ち運びもしやすかったです。
脚を折り畳んでコンパクトに収納可能
脚はフレームに向かって折りたたむことができます。
IGTスリムの収納時のサイズは、長さ852mm、幅403mm、高さ80mmになります。
厚みが8cmになるので、フレームはコンパクトになります。
しかし、フレームのみの重量は4.8kg、天板も合わせると7.4kgになるので、ローテーブルとしてはかなりの重さです。
裏を返せば重量がしっかりあるので安定して設置できるというメリットもあります。
脚の組み立ては簡単です。
脚の部分を少し内側に歪ませて留め具にしっかりと留めます。
やり方がわからなくなっても、フレーム裏面に組み立て方が記載されているので間違えることもないかと思います。
フレーム側面にはスノーピークのロゴが入っています。
フレームはステンレス製で、黒の塗装が施されています。
天板は6枚セットで3ユニット分
IGTスリムには、高級チーク材の天板が全部で6枚セットになっています。
それぞれの天板のサイズは、IGTシリーズ共通のユニット表記で表すと、「ハーフサイズ」となっています。
IGTスリムのフレームは、3ユニット分のサイズになっているので、6枚の天板を全てフレームにセットすると1枚のテーブル天板として使うことができます。
また、複数枚使用して余ったスペースにステンレストレーやフラットバーナーを設置することができます。
ウォータープルーフユニットギアバッグを設置すれば、簡易シンクや濡れた食器具類の保管場所としても使うことができるので、自分の好みや用途によってIGTスリムをカスタムすることができます。
黒フレームで合わせるならローチェア ショートとの相性抜群
ローテーブルに合わせるチェアは、やはりローチェアの方が使い勝手が良いです。
同じくスノーピークから販売されているローチェア「ローチェア ショート」は、IGTスリムと同様にフレームが黒塗装されているので、IGTスリムと一緒に使用した時の雰囲気はぴったりです。
詳細は別の記事でまとめてみます。
IGTスリムのファーストインプレッションで気になるところ
黒塗装のフレームは剥がれやすい
IGTスリムは構造上、脚を組み立てる際にフレーム同士が擦れることがあります。
組み立ての際にしっかりと脚を内側に歪めないと、フレーム同士が擦れます。
もちろん脚を収納する際も同様です。
フレーム本体には脚を留めておくための突起がありますが、どうしても脚と接触しやすいので、擦れが気になる方は、細心の注意を払う必要があります。
テーブルの延長が難しい
IGTシリーズには、テーブルを延長させるためのオプションパーツが豊富に揃っています。
本来、IGTのフレームに装着するものですが、フレームの構造がエントリーIGTやマルチファンクションテーブルと異なるため、延長させることができません。
テーブル側面も他のIGTテーブルとはレールの構造が異なるので、こちらも延長パーツの設置はできません。
よって、IGTスリムに使用できるオプションパーツは、テーブル天板を変更する「ステンレストレー」、「メッシュトレー」や「フラットバーナー」等のバーナー類、ゴミ袋を広げて設置できる「ガビングフレーム」といったものに限定されるかと思います。
IGTスリムのスペックはこちら
- サイズ:940×403×408(h)mm
- 重量:4.8kg(フレームのみ)、7.4kg(天板含む)
- 収納サイズ:852×403×80(h)mm
- セット内容:本体、天板×6枚、収納ケース
- ユニット:3ユニット
- 材質:ステンレス、天然木(チーク)、スチール(カチオン電着塗装)
高級感漂う至高のローテーブル
IGTスリムのファーストインプレッションで分かった特徴をまとめると、以下のようになります。
- 天板に高級木材「チーク材」を使用
- 脚を折り畳んで収納できる
- フレームと天板を収納できる専用の収納袋が付属する
- フレームの塗装剥がれが気になる
- ローテーブルとして重い
IGTスリムは、他のIGTシリーズのローテーブルと比較して細めのフレームや高級なチーク材を用いた天板により、より一層高級感のあるローテーブルになっています。
その高級感は、一同使ったらエントリーIGTには戻れません。
スノーピーク公式サイトでも在庫切れのことが多いので、ECサイトで探してみてはいかがでしょうか。
ローテーブルとして、IGTスリムよりもリーズナブルながら、多くのオプションパーツが使用できる「エントリーIGT」もおすすめです。
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