先日パートナーさんにいただいた「リビングシェルS」ですが、他にもリビングシェルは多くの種類があります。テントではなく、あえてシェルターを選んだポイントも含め、シェルターの購入を検討している方は要チェックです!
この記事では、
なんでテントではなくシェルター?
スノーピークのリビングシェルに種類があるの?
といった疑問をメインにお答えしています。
私はパートナーさんとのデュオデイキャンプを2年ほど楽しんでいますが、デイキャンプでは「テントよりシェルターの方が快適」だと感じています。
シェルターはテントと比較して高さがあるため、フロアも使用しなければ土足でシェルター内を立ったまま移動することもできて、いちいち靴の脱ぎ履きや、テント内をかかんで移動することがないのでかなり快適です。
スノーピークのリビングシェルは、シェルター本体にどのポールをどの場所に差し込めば良いかわかりやすく色分けされているのでキャンプに慣れていないキャンプ初心者にも最初からおすすめできるシェルターです!
加えてデザインも秀逸で、カラーリングもどんなキャンプ場にも合う落ちついた色味が特徴です。
また、リビングシェルは同じくスノーピークから発売されている「ランドブリーズ」や「ドックドーム」といったテントと追加の道具なくドッキングすることもできるので、インナーテントを使うことでシェルター内が窮屈になるということもないので、大人数のキャンプでも使うことができます!
そんな拡充性やカスタム性の高いリビングシェルですが、2021年5月現在4種類が発売されています。
各リビングシェルの特徴もまとめてみましたので、ご自身のキャンプスタイルややりたいキャンプシーンを想像して楽しんで読んでみてください!
デイキャンプにシェルターがおすすめな4つの理由
私は2年ほどデイキャンプを楽しんでいますが、最近になってパートナーさんからリビングシェルSをいただいてからは、シェルターでデイキャンプすることが多くなりました。
シェルターがデイキャンプに向いている理由を、実際にデイキャンプしている身からご紹介します。
誰にも邪魔されない空間を確保できる
一番の理由は、「周りの目線を気にする必要がなくなる」ことです!
タープだと風通しは良いので夏場は快適ですが、やはり他の方の視線が気になるところ。
また、コロナ禍ということもあり、あまり他の方との接触は避けたいところです。シェルターなら出入り口を塞いでも広い居住空間が確保されているので、おこもりスタイルをデイキャンプでも楽しむことができます!
テントだと料理をするときはどうしてもテント外で行う必要がありますが、シェルターであれば換気や火の取り扱いに注意すればシェルター内でも料理することができます。
また、夏場に四方囲われた空間ができるので、大きな日陰ができるのも嬉しいところです。タープでは陽の方角によっては日陰がどんどん移動してしまいますが、シェルターであれば常に日陰で過ごすことができます。
自分のプライベート空間を確保したい方には、テントよりもシェルターをおすすめします。
高さがあるのでシェルター内を楽に移動できる
スノーピークのリビングシェルなら、一番小さなサイズの「リビングシェルS」でも高さが2m以上あります。
身長165cmの私なら、シェルター内をほぼかがまずに移動できるので、シェルターへの行き来が楽なのもポイントです。
背の低いテントでは、毎回かがんで行き来するのは大変です。かがまなくても良いほど出入り口の広くてテントだと、設営も大変です。
シェルターであれば、シェルターへの出入りもシェルター内での移動も楽になります。
シェルターとの行き来に靴の脱ぎ履きがいらない
多くのテントは、フロアがテントと連結されていたり一体となっているので、テントに入る際に靴の脱ぎ履きが必要になります。
特にブーツの場合、長い靴紐をいちいち結び直すのも大変です。
シェルターはフロアがなかったり着脱式のものが多いので、土足のままシェルター内に入ることができます!
また、シェルターの中にテントを設営したり、専用のインナールームを設営しても、シェルター内で靴の脱ぎ履きを行えば、雨が降っていても濡れる心配もありません。
キャンプ場によっては、地面がぬかるんでいたり、凸凹していたりするのでブーツが使い勝手が良いですが、ソールのしっかりしたサンダルであれば脱ぎ履きもしやすいのでおすすめです!
スノーピークからは、かかとをつぶしても履くことができる便利なサンダル「Relaxin’ Babouche Sandal」が販売されています。
ソールはグリップ力に定評のあるビブラムソールが使われているので、濡れた足場でも不安なく歩くことができます。
「Relaxin’ Babouche Sandal」の購入レビュー記事はこちらです。
テントを使うことで居住空間をさらに確保できる
画像:スノーピーク公式サイトより引用
デイキャンプであれば、シェルターさえあれば広さ的には問題ないですが、宿泊キャンプでは寝る場所も欲しいところです。
シェルターであれば、シェルター内にテントを設営することもできますし、スノーピークのリビングシェルであれば、他のテントと連結することもできるので、雨の日に濡れずにシェルター内で過ごすこともできます。
今後本格的にキャンプをすることになっても、シェルターの拡張性はかなり高いのでどんな時でも使いやすいと思います。
リビングシェルシリーズを全てご紹介
リビングシェルシリーズは、2012年5月現在4種類が販売されています。
各シェルターのスペックはこちらです。
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サイズは、リビングシェルSが最も小さく、リビングシェルロングやリビングシェルロング Pro. アイボリーが最も大きくなっています。
リビングシェルS
画像:スノーピーク公式サイトより引用
リビングシェルシリーズの中で最も小さいサイズなのが、リビングシェルSです。そのサイズから、1~2名で使用する分には十分な広さです。
我々はデュオデイキャンプがメインなので、リビングシェルSのサイズで困ったことはありません。
専用オプションのほかに、リビングシートを使ったお座敷スタイルのキャンプはかなり快適でおすすめです。
前後の出入り口だけでなく、左右のメッシュも開くことができるので、シェルターの向きにかかわらずシェルターへの出入りがしやすいのもポイントです。
リビングシェルシリーズの中では軽量で、収納時のサイズも小さいことから、少人数のキャンプにおいてはキャンプに慣れていない初心者の方にもおすすめのシェルターです。
- 重量:12kg
- 使用時サイズ:320×350×205cm
- 収納時サイズ:73×27×26(h)cm
- セット内容:本体、Aフレーム(×2)、リッジポール(×1)、C フレーム(×2)、アップライトポール(190cm×2)、ジュラルミンペグ(21cm×22)、三角ポケット(×2)、コンプレッションベルト(×2)、自在付きロープ(3.5m×6、リング付2m×4)、シームグリップ剤、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース
- 材質:ルーフ部/75Dポリエステルタフタ・遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム・UVカット加工・テフロン撥水加工、ウォール部/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・UVカット加工・テフロン撥水加工、マッドスカート/210Dポリエステルオックス・PUコーティング、フレーム/A6061(φ16mm)
- 対応人数:2名
snow peak リビングシート
画像:スノーピーク公式サイトより引用
リビングシェルSと比較して一回り大きいのがリビングシェルです。
写真を見てもわかるとおり、デザインはリビングシェルSとほとんど同じなので、設営方法も全く同じになっています。リビングシェルSで手狭に感じてきてもう少し大きなシェルターが欲しいという方にもおすすめです。
サイズが大きくなったことで4人用となっていますが、贅沢に2人で使うとインナールームを使ってもかなり広いプライベート空間を確保することができます。
リビングシェルSとの価格の差が5,000円ほどしか違わないのも嬉しいところです。
- 使用時サイズ:445×415×210(h)cm
- 重量:13.2kg
- 収納サイズ:76×28×33(h)cm
- セット内容:本体、Aフレーム(×2)、リッジポール(×1)、Cフレーム(×2)、ジュラルミンペグ(21cm×22)、三角ポケット(×2)、コンプレッションベルト(×2)、自在付ロープ(3.5m×4、7m×2、2m×4)、シームシーリング剤、フレームケース、ペグケース、キャリーバッグ、アップライトポール(×2)
- 材質:本体/75Dポリエステルタフタ・70Dナイロンタフタ・遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム(ルーフ部)・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム(ウォール部)・UVカット加工・テフロン撥水加工、マッドスカート/210Dポリエステルオックス・P Uコーティング、フレーム/A6061(φ16mm+φ19mm)
- 対応人数:4名
リビングシェルロング Pro.
画像:スノーピーク公式サイトより引用
リビングシェルロング Pro. は、インナールームを使用してもリビングスペースは3m×3mほど確保できる大型のシェルターです。
インナールールを使用しなければ、8名でシェルター内で食事ができるほどの空間があり、コットや大型のテーブルもシェルター内に収めることができるので、雨でも濡れずにシェルター内で過ごすことができます。
また、リビングと寝室の空間を区切りたいという方は、インナールームだけでなく、別のテントを連結して使用することもできるようになっています。シェルターとテントとの組み合わせは数多くあるので、使用シーンに合わせて細かく選択することができるのも嬉しいところです。
シェルター前後だけでなく、左右の壁のほとんどはメッシュになっているので、風通しがよく、シェルター内を明るくしてくれます。
夏場の暑い時期は、シェルター天井につけるシールドルーフも専用オプションとして販売されているので、夏でも快適に過ごすことができます。
ファミリーキャンプにぴったりの大型シェルターです。
- 使用時サイズ:530×415×220(h) m
- 重量:18.6kg
- 収納サイズ:80×28×30(h)cm
- セット内容:本体、リッジポール、Aフレーム(×2)、Cフレーム(×2)、テントフレーム(×1)、アップライトポール190(×2)、ジュラルミンペグ(21cm×26)、自在付ロープ(3.5m×4、7m×2、2m×4)、シームグリップ剤、ペグケース、フレームケース、キャリーバッグ
- 材質:本体/150Dポリエステルオックス、ルーフ部/遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム、ウォール部/耐水圧1,800mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工、フレーム/A6061(φ16mm・19mm)
- 対応人数:6名
リビングシェルロング Pro. アイボリー
画像:スノーピーク公式サイトより引用
スノーピークの中でも、よりナチュラルテイスト溢れるラインとして存在する「Ivory Line(アイボリーライン)」バージョンのリビングシェルロング Pro.です。
アイボリーカラーで統一されているので、どんなキャンプ場にも合うおしゃれなカラーです。
リビングシェルロング Pro.と同様にほとんどの壁はメッシュになっているので、夏場のキャンプシーンに映えること間違いないシェルターです!
また、リビングシェルロングではオプションとなっていたルーフシートが付属するのも嬉しいところです。
それでいてリビングシェルロングとの価格差は1万円程度なので、リビングシェルロング Pro.アイボリーの方がコスパは高いと言えます。
リビングシェルロングとデザインは同様ですが、素材に違いがあり、耐水圧はリビングシェルロング Pro.アイボリーの方が他のリビングシェルと比較して低くなっています。
とはいっても、豪雨でなければ問題なく雨の中でも安心して使用できると思います。
- 使用時サイズ:530×415×220(h) m
- 重量:20.2kg
- 収納サイズ:84×30×37(h)cm
- セット内容:本体、ルーフシート、Aフレーム(×2)、リッジポール(×1)、Cフレーム(×2)、テントフレーム(×1)、アップライトポール(190cm×2)、ジュラルミンペグ(21cm×26)、自在付きロープ(二又用7m×2、3.5m×4、リング付2m×4)、シームグリップ剤、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース
- 材質:ルーフ部/150Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・UVカット加工・テフロン撥水加工、ウォール部/150Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・UVカット加工・テフロン撥水加工、マッドスカート/210Dポリエステルオックス・PUコーティング、ルーフシート/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・UVカット加工・テフロン撥水加工、フレーム/A6061(φ16mm、φ19mm)
- 対応人数:6名
使うシーンや人数を選ばない万能なシェルター
リビングシェルは、そのサイズの違いから、ソロキャンプからファミリーキャンプやグループキャンプでも快適に過ごせるようサイズのバリエーションが豊富です。
また、使用するシーンや使用人数に応じてテントをさらに連結することができるので、その使い方は無限大です!
私はデイキャンプで使用していますが、設営や撤収に時間がかからず、シェルター内で広いプライベート空間を確保できるので良く使っています。特に、お隣さんとの距離が近い区画サイトや、制限のないフリーサイトでも、プライベート空間が確保できるのは嬉しいところです。
そんな中でもリビングシェルは他のテントとの連結もでき、設営も楽なのでおすすめのシェルターです。
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